ホテルの客室清掃では、「清掃品質」と同時に「時間内に客室を完成させること」が求められます。
特にチェックアウトからチェックインまでの時間が限られているホテルでは、
「スタッフはいるのに清掃終了が遅い」
「高稼働日になると15時までに間に合わない」
「清掃スタッフによって一室あたりの時間に差がある」
「人員を増やしているのに作業時間が短くならない」
といった問題が起こることがあります。
客室清掃を早くするというと、スタッフ一人ひとりの作業スピードを上げることを考えがちです。
しかし実際には、清掃以外の移動・準備・待ち時間を減らすことも重要です。
今回は、京都のホテルで清掃品質を維持しながら客室清掃時間を短縮するために確認したい8つのポイントを解説します。
1.まず「一室何分か」を把握する
改善するためには、現在の清掃時間を把握する必要があります。
例えば、
* シングル:約○分
* ダブル:約○分
* ツイン:約○分
* トリプル:約○分
* 連泊清掃:約○分
というように、客室タイプごとの作業時間を確認します。
重要なのは「スタッフが遅い」と感覚だけで判断しないことです。
同じスタッフでも、シングル10室を担当する場合とツイン・トリプルを中心に担当する場合では作業量が変わります。
客室タイプと実際の作業時間を確認することで、どこに時間がかかっているのかを分析しやすくなります。
2.清掃そのものと「それ以外の時間」を分ける
一室の完成に30分かかっているからといって、30分すべてを清掃に使っているとは限りません。
例えば、
* リネンを取りに行く
* アメニティを探す
* 清掃カートへ補充する
* エレベーターを待つ
* 使用済みリネンを運ぶ
* 現場責任者へ確認する
などにも時間を使います。
清掃方法を変更する前に、スタッフが清掃以外に何分使っているのかを確認してみましょう。
清掃品質を落とさず時間を短縮するなら、まずこうした時間のロスを減らす方が安全です。
3.客室タイプを考えて割り振る
「一人10室」というように室数だけで担当を決めると、スタッフによって作業量に差が出ることがあります。
例えば、
Aさん:シングル10室
Bさん:ツイン7室+トリプル3室
では、同じ10室でも必要な作業量が同じとは限りません。
ベッド数・客室面積・水回りなども考慮して担当を決めることで、スタッフごとの終了時間を合わせやすくなります。
経験の浅いスタッフへ難しい客室タイプが集中しないようにすることも重要です。
4.リネン・備品を清掃開始前に準備する
清掃中に、
「シーツが足りない」
「タオルがない」
「歯ブラシを取りに戻る」
ということが繰り返されれば、そのたびに作業が止まります。
一回の移動は数分でも、一日に何度も発生すれば大きなロスになります。
当日の清掃室数と客室タイプを確認し、
必要なリネン・アメニティ・備品+一定の予備
を清掃開始前に準備しておくことが重要です。
また、各フロアへの配置量も実際の清掃室数に合わせて調整します。
5.清掃手順を標準化する
スタッフによって清掃手順が大きく異なると、作業時間だけでなく品質にも差が出やすくなります。
例えば、
入室 → ゴミ・リネン回収 → ベッドメイク → 水回り → 客室清掃 → アメニティ補充 → 最終確認
など、基本的な流れを決めておきます。
毎回同じ順番で作業することで、「どこまで作業したのか」を確認する時間も減らしやすくなります。
ただし、すべてのスタッフへ一秒単位で同じ動きを求める必要はありません。
重要なのは、作業漏れを防ぎながら無駄な往復を減らせる基本手順を共有することです。
6.チェッカーの待ち時間を確認する
清掃スタッフが客室を完成させても、チェックが終わらなければ販売可能な客室にはなりません。
例えば13時頃に複数スタッフの客室が一斉に完成すると、チェッカーへ確認依頼が集中する場合があります。
その結果、
「清掃済み・チェック待ち」
の客室が増えてしまいます。
清掃終了時間を改善するときには、スタッフの作業時間だけでなく、
* チェッカー人数
* 一人あたりの確認時間
* チェック依頼が集中する時間
も確認しましょう。
清掃スタッフだけ増員しても、チェック工程がボトルネックになれば客室完成時間は短くなりません。
7.遅れている場所へ応援を入れる
ホテル清掃では、すべてのスタッフが予定通り同じ時間に終了するとは限りません。
例えば13時時点で、
Aさん:残り2室
Bさん:残り6室
という状況であれば、Aさんの担当終了後にBさんへ応援を入れる方法があります。
そのためには、現場責任者が各スタッフの進捗を把握している必要があります。
「担当した客室は最後まで一人で清掃する」
ことにこだわるのではなく、ホテル全体として何時までに必要な客室を完成させるかを優先します。
8.優先客室を明確にする
すべての客室を客室番号順に仕上げる必要はありません。
例えば、
* アーリーチェックイン予定
* すでに宿泊者が到着している
* 団体予約
* ホテル側から指定された客室
など、先に完成させる必要がある客室があります。
ホテル側から現場責任者へ優先順位を伝え、責任者が清掃スタッフへ割り振ることで、必要な客室から完成させることができます。
清掃スピードそのものが変わらなくても、優先順位を整理することで宿泊者を待たせるリスクを減らせる場合があります。
「清掃を急がせる」だけでは品質が落ちる可能性がある
客室清掃時間を短縮したいとき、
「もっと早く清掃してください」
とスタッフへ伝えるだけでは根本的な改善にならない場合があります。
スタッフが急げば、
* 髪の毛の見落とし
* 水回りの拭き残し
* アメニティ補充漏れ
* ベッドメイクの乱れ
などが増える可能性があります。
そしてチェッカーによる手直しが増えれば、結果的に客室完成までの時間は長くなります。
重要なのは、必要な清掃工程を削ることではなく、清掃以外の無駄な時間を減らすことです。
一室2分の改善でも大きな差になる
例えば一日に80室を清掃するホテルで、一室あたり平均2分の無駄を削減できたとします。
80室なら、現場全体では160分相当の作業時間です。
もちろん複数スタッフで清掃するため、単純に終了時間が160分早くなるわけではありません。
しかし、
* 備品を探す
* リネンを取りに戻る
* 不要な移動をする
といった時間が現場全体で積み重なっていることは分かります。
客室数の多いホテルほど、小さなオペレーション改善の積み重ねが重要になります。
株式会社LIBの京都でのホテル清掃
株式会社LIBでは、京都を中心にホテル・旅館・宿泊施設の清掃業務を行っています。
客室清掃だけではなく、
* ベッドメイク
* 連泊清掃
* チェッカー業務
* 現場責任者の配置
* 共用部清掃
* 定期清掃
* 繁忙期の人員対応
など、施設ごとの状況に合わせた清掃体制についてご相談いただけます。
ホテル清掃では、単純なスタッフ数だけではなく、客室の割り振り、リネン・備品配置、作業動線、チェッカー、現場責任者による進捗管理なども客室完成時間に影響します。
現在の清掃室数や作業時間を確認しながら、ホテルごとに必要な清掃体制を検討します。
清掃時間・作業効率にお困りの場合もご相談ください
現在、
「人員はいるのに清掃終了が遅い」
「高稼働日にチェックインまでに間に合わない」
「スタッフによって清掃時間に大きな差がある」
「ホテル社員が毎日進捗管理をしている」
「現在の清掃会社から切り替えたい」
といった課題がある場合には、人員を増やすだけではなく、現在の清掃オペレーション全体を確認することも重要です。
京都でホテル客室清掃の外注や清掃体制の見直しをご検討中のホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にご相談ください。
まとめ
ホテル客室清掃の時間を短縮するためには、
客室タイプ別の清掃時間・清掃以外の時間・客室の割り振り・リネンや備品の準備・作業手順・チェッカー・進捗管理・優先客室
を確認することが重要です。
単純にスタッフへ作業を急がせるのではなく、客室を完成させるまでの工程全体から無駄な時間を減らすことで、清掃品質を維持しながら効率化しやすくなります。
京都でホテル清掃会社をお探しの方や、客室清掃の作業効率・現場管理まで含めて外注をご検討中のホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にお問い合わせください。