ホテルの客室清掃では、スタッフを採用することと同じくらい、採用したスタッフに長く働いてもらうことが重要です。
求人を出してスタッフを確保できても、
「入社して数週間で辞めてしまう」
「新人教育が終わった頃に退職してしまう」
「常に新人スタッフを教育している」
「ベテランスタッフへ負担が集中している」
といった状態では、安定した清掃体制を作ることが難しくなります。
スタッフの入れ替わりが多ければ、採用・教育を繰り返す必要があるだけでなく、客室清掃の品質にも影響する可能性があります。
特にホテル清掃は、客室ごとの完成基準や館内ルールを覚える必要があるため、経験者が定着することによるメリットが大きい業務です。
今回は、京都のホテルで清掃スタッフの離職を減らし、安定した現場を作るために確認したい7つのポイントを解説します。
1.仕事内容を採用時に正確に伝える
スタッフが短期間で退職する原因の一つが、入社前と入社後のギャップです。
ホテル客室清掃では、
* ベッドメイク
* 水回り清掃
* 掃除機掛け
* アメニティ補充
* リネン回収
* 清掃カートの準備
* 一定時間内での客室完成
など、さまざまな作業があります。
「ホテルの部屋を掃除する仕事です」という説明だけでは、実際の仕事内容や作業量を十分にイメージできない場合があります。
勤務時間・担当業務・一日の流れなどを採用時にできるだけ具体的に伝え、働き始めてからのギャップを減らすことが重要です。
2.新人をいきなり一人にしない
採用後すぐに一人で複数客室を任せると、スタッフによっては大きな負担になります。
ホテル清掃には、そのホテル独自の完成基準があります。
ベッドメイクや水回り清掃だけでなく、
「タオルをどこに置くのか」
「アメニティを何個補充するのか」
「忘れ物を見つけたら誰へ報告するのか」
なども覚えなければなりません。
最初は経験者と一緒に作業し、工程ごとに覚えながら徐々に担当範囲を広げることで、新人スタッフの負担を抑えやすくなります。
3.スタッフごとの作業量を確認する
同じ「10室担当」でも、実際の作業量が同じとは限りません。
例えば、
Aさん:シングル10室
Bさん:ツイン7室+トリプル3室
では、ベッド数やアメニティ数などが異なります。
毎日のように特定スタッフへ作業量の多い客室が集中すれば、不公平感や疲労につながる可能性があります。
室数だけでなく、
客室タイプ・ベッド数・清掃内容
まで考えて担当を割り振ることが重要です。
4.できるスタッフへ仕事を集中させすぎない
ホテル清掃では、経験豊富なスタッフほど多くの役割を任されることがあります。
例えば、
「新人教育」
「清掃が遅れているスタッフへの応援」
「難しい客室の対応」
「清掃後の手直し」
などです。
頼りになるスタッフへ仕事を任せること自体は問題ではありません。
しかし毎日のように負担が集中すると、最も重要な経験者が疲弊してしまう可能性があります。
特定のスタッフだけに頼るのではなく、新人教育ができる人、チェックができる人などを少しずつ増やしていくことが重要です。
5.清掃不備を「怒るだけ」で終わらせない
客室清掃で不備が発生した場合、改善のための指導は必要です。
しかし、
「なぜできないのか」
「もっとちゃんとしてください」
と伝えるだけでは、スタッフが具体的な改善方法を理解できないことがあります。
例えば水回りに髪の毛が残っていたのであれば、
どの工程で確認するのか
どこから見ると発見しやすいのか
まで共有します。
注意することが目的ではなく、次の客室で同じ不備を起こさないことが目的です。
不備の内容を具体的にフィードバックできる体制は、清掃品質だけでなくスタッフ教育にもつながります。
6.困ったときに相談できる責任者を置く
ホテル清掃では、毎日同じことだけが起こるわけではありません。
客室内で、
* 忘れ物を発見した
* 設備が壊れている
* リネンが不足した
* 通常とは異なる汚損がある
* 清掃指示が分からない
といった状況が発生することがあります。
その際、スタッフが誰に確認すればよいか分からない状態では、自己判断するか、作業を止めてしまう可能性があります。
現場責任者を明確にし、判断できないことをすぐ相談できる環境を作ることが重要です。
ホテル側から清掃スタッフ一人ひとりへ直接指示するのではなく、責任者を通じて情報を整理することで現場も運営しやすくなります。
7.退職理由を記録して改善する
スタッフが退職した場合、
「本人に合わなかった」
だけで終わらせないことも重要です。
例えば退職理由を確認すると、
「担当室数が多かった」
「勤務時間が想定と違った」
「教育方法が分かりにくかった」
「人間関係に問題があった」
など、現場改善につながる情報が見つかる場合があります。
すべての退職を防ぐことはできません。
しかし同じ理由による退職が続いているのであれば、採用ではなく現場側に改善できる部分がある可能性があります。
採用人数だけでなく、なぜ辞めているのかを見ることが重要です。
スタッフが定着しないと清掃品質も安定しにくい
スタッフの入れ替わりが多い現場では、常に新人教育が必要になります。
その結果、
採用 → 教育 → 独り立ち → 退職 → 再採用 → 再教育
という状態を繰り返すことになります。
一方、経験のあるスタッフが定着すれば、ホテル独自の客室仕様や清掃基準を理解した人材が増えていきます。
新人スタッフへ教えられる人材も増えるため、教育を特定の責任者だけに依存しにくくなります。
清掃スタッフの定着は、人員確保だけでなく清掃品質の安定化にも関係する問題です。
人手不足だから採用する、だけでは解決しない場合がある
ホテル清掃の人員が不足すると、まず求人を増やすことを考えます。
もちろん採用は必要です。
しかし毎月5人採用しても毎月5人辞めているのであれば、人数は増えません。
さらに教育期間中はベテランスタッフが新人へ付き添うため、採用人数を増やすほど一時的に現場負担が増える場合もあります。
そのため人員不足を改善する際には、
採用数
だけでなく、
定着率・教育期間・退職理由
まで確認することが重要です。
ホテル側がスタッフ管理まで抱えていないか
客室清掃を外部へ委託していても、
「スタッフが辞めるたびにホテル側が心配している」
「新人教育をホテル社員が行っている」
「欠勤時の人員調整をホテル側がしている」
という状態では、清掃を外注するメリットが小さくなります。
清掃会社へ業務を委託する場合には、客室を清掃することだけでなく、
採用・教育・シフト・欠勤対応・現場管理
をどこまで任せられるのか確認することも重要です。
株式会社LIBの京都でのホテル清掃
株式会社LIBでは、京都を中心にホテル・旅館・宿泊施設の清掃業務を行っています。
客室清掃をはじめ、
* ベッドメイク
* 連泊清掃
* チェッカー業務
* 現場責任者の配置
* 共用部清掃
* 定期清掃
* 繁忙期の人員対応
など、施設ごとの運営状況に合わせた清掃体制についてご相談いただけます。
ホテル清掃では、単純にスタッフを配置するだけではなく、新人教育や品質確認、欠勤対応、現場責任者による進捗管理まで含めて安定した運営体制を作ることが重要です。
現在の客室数や清掃室数、スタッフ構成などを確認しながら、施設に合わせた清掃体制を検討します。
清掃スタッフの人員・定着にお困りの場合もご相談ください
現在、
「採用しても清掃スタッフが定着しない」
「新人教育ばかりで現場の負担が大きい」
「ベテランスタッフへ仕事が集中している」
「欠勤や退職のたびにホテル社員が対応している」
「現在の清掃会社から切り替えたい」
といった課題がある場合には、採用人数だけではなく、教育・配置・現場管理まで含めた清掃体制を確認することも重要です。
京都でホテル客室清掃の外注や人員体制の見直しをご検討中のホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にご相談ください。
まとめ
ホテル清掃スタッフの定着率を高めるためには、
仕事内容の事前共有・新人教育・適切な作業量・ベテランへの負担分散・具体的なフィードバック・相談できる責任者・退職理由の把握
が重要です。
人手不足だから採用人数だけを増やすのではなく、現在働いているスタッフが継続して働ける現場を作ることで、採用・教育を繰り返す負担を減らし、客室清掃の品質も安定させやすくなります。
京都でホテル清掃会社をお探しの方や、採用・新人教育・欠勤対応・現場管理まで含めて客室清掃を任せたいホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にお問い合わせください。