ホテル運営において、客室清掃はチェックアウトからチェックインまでの限られた時間内に完了させる必要があります。
しかし、
「15時になっても清掃が終わっていない」
「フロントで宿泊者を待たせてしまう」
「高稼働の日だけ客室清掃が間に合わない」
「清掃スタッフを増やしているのに遅れが改善しない」
といった問題を抱えているホテルも少なくありません。
特に京都では、観光シーズンや連休などにホテルの稼働率が高くなり、短時間に多くのチェックアウト清掃が集中することがあります。
客室清掃の遅れは、単純な人手不足だけが原因とは限りません。
今回は、ホテルの客室清掃がチェックイン時間に間に合わなくなる主な原因と、改善するための7つのポイントを解説します。
1.清掃室数に対してスタッフ数が足りていない
最も分かりやすい原因が人員不足です。
例えば通常日は40室程度の清掃でも、高稼働日には70室、80室と清掃室数が増える場合があります。
通常日の清掃室数だけを基準にスタッフを配置していると、繁忙日に処理できる客室数を超えてしまいます。
必要人数を考えるときは、総客室数ではなく、
* 平均的なチェックアウト室数
* 繁忙日の最大清掃室数
* 一室あたりの平均清掃時間
* 清掃開始時間
* チェックイン時間
まで確認することが重要です。
「普段は回っているから大丈夫」ではなく、最大稼働時にも対応できる体制なのかを確認しましょう。
2.一人あたりの担当室数が多すぎる
スタッフが不足すると、一人あたりの担当室数を増やして対応するケースがあります。
しかし、担当室数を増やせば必ず清掃が早く終わるわけではありません。
スタッフが作業を急ぐことで、
* 清掃不備が増える
* チェッカーからの手直しが増える
* スタッフが疲弊する
* 経験者に負担が集中する
といった問題が発生し、結果的に客室完成までの時間が長くなる場合があります。
重要なのは、一人にできるだけ多くの客室を任せることではなく、時間内に一定の品質で仕上げられる担当室数を設定することです。
3.清掃開始時間が遅い
チェックアウト時間が11時だからといって、すべての客室清掃を11時から始めなければならないとは限りません。
ホテルの運用によっては、すでにチェックアウト済みの客室や空室から先に作業を進められる場合があります。
例えば、清掃スタッフが9時に出勤していても、実際に客室清掃を開始するのが11時であれば、2時間を十分に活用できていない可能性があります。
当日の客室状況を確認し、
清掃可能な客室から順番に作業を開始する
という運用ができれば、ピーク時間の負担を分散できることがあります。
4.客室タイプごとの清掃時間を考慮していない
同じ「1室」でも、必要な清掃時間は同じではありません。
例えば、
* シングル
* ダブル
* ツイン
* トリプル
* 和室
* バスタブ付き客室
* 広い客室
では作業量が異なります。
単純に「一人10室」と割り振ると、担当する客室タイプによってスタッフごとの作業時間に大きな差が出る可能性があります。
現場責任者が客室タイプやスタッフの経験を考慮して割り振ることで、全体の進捗を合わせやすくなります。
5.チェッカーがボトルネックになっている
意外と見落とされやすいのが、清掃後のチェック工程です。
清掃スタッフが客室を仕上げても、最終確認が終わっていなければ販売可能な客室にはできません。
例えば、複数の清掃スタッフが13時頃に一斉に客室を完成させると、チェッカーへ確認依頼が集中することがあります。
その結果、
清掃は終わっているのに、チェック待ちの客室が大量に残る
という状態になります。
清掃スタッフ数だけではなく、清掃完了室数に対してチェッカーの人数が適切かも確認する必要があります。
6.現場全体の進捗を管理できていない
客室清掃では、一人ひとりが自分の担当室を清掃しているだけでは、全体の遅れに気付くのが遅くなることがあります。
そこで重要になるのが現場責任者です。
現場責任者が、
* スタッフの出勤状況
* 各スタッフの担当室
* 清掃完了室数
* チェック待ち室数
* 遅れているフロア
* 優先して仕上げる客室
などを把握します。
例えば13時時点で予定より進捗が遅れていれば、早く終わったスタッフを別フロアへ応援に入れるなど、その場で調整できます。
客室数が多くなるほど、単純なスタッフ数だけではなく、全体を管理する役割が重要になります。
7.ホテルと清掃会社の情報共有が遅い
清掃会社が当日の状況を把握するタイミングも重要です。
例えば、
「今日は通常よりチェックアウトが30室多い」
という情報を当日の朝に初めて知るのと、数日前から把握しているのでは対応できる内容が変わります。
ホテル側から、
* 予約状況
* 稼働率
* 団体予約
* 大量チェックアウト予定
* 繁忙日の予測
などを事前に共有できれば、清掃会社側も増員や配置変更を検討できます。
ホテルと清掃会社が別々に動くのではなく、稼働状況を共有しながら人員計画を作ることが重要です。
「スタッフを増やす」だけでは解決しない場合もある
客室清掃が間に合わないと、最初に考えるのは人員増加かもしれません。
もちろん人員不足が原因であれば増員は必要です。
しかし実際には、
人員配置・客室の割り振り・清掃開始時間・チェッカー・現場責任者・情報共有
など複数の要素が影響しています。
そのため、スタッフを増やしても清掃完了時間が変わらない場合には、現在のオペレーション全体を確認する必要があります。
客室清掃の遅れは「販売機会」にも影響する
清掃が間に合わない状態が続くと、フロントスタッフの負担が増えるだけではありません。
清掃できる人員が足りないために販売する客室数を制限している場合、本来販売できる客室を販売できなくなる可能性があります。
ホテルにとって客室は重要な商品です。
高稼働が期待できる日に人員不足を理由として販売可能室数を減らすことは、売上機会にも影響します。
そのため客室清掃会社を選ぶ際には、通常日に問題なく清掃できるかだけではなく、高稼働日にも必要な客室を時間内に仕上げられる体制があるかを確認することが重要です。
株式会社LIBの京都でのホテル清掃
株式会社LIBでは、京都を中心にホテル・旅館・宿泊施設の清掃業務を行っています。
京都では、
* 136室規模のビジネスホテル
* シティホテル3フロア・72室
* ホテル共用部清掃
* ホテル年間定期清掃
* カーペット洗浄
などの対応実績があります。
ホテルごとの客室数だけではなく、清掃室数・清掃可能時間・客室タイプ・人員状況などを確認し、施設の状況に合わせた清掃体制をご提案しています。
客室清掃だけでなく、必要に応じてチェッカーや現場責任者を含めた運営についてもご相談いただけます。
※守秘義務のため一部施設名は公開しておりません。
客室清掃が時間内に終わらない場合もご相談ください
現在、
「チェックイン時間までに客室清掃が終わらない」
「高稼働日になると人員が足りない」
「ホテル社員が清掃の応援に入っている」
「清掃会社を変更したい」
「販売できる客室を人員不足で制限している」
といった課題がある場合には、単純なスタッフ増員だけではなく、現在の清掃体制を整理することが重要です。
京都でホテル客室清掃の外注や清掃体制の見直しをご検討中のホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にご相談ください。
まとめ
ホテルの客室清掃がチェックイン時間に間に合わない原因は、人手不足だけではありません。
スタッフ数・担当室数・清掃開始時間・客室タイプ・チェッカー・現場責任者・ホテルとの情報共有
などを総合的に確認する必要があります。
特に客室数が多いホテルや繁忙期には、清掃スタッフだけではなく、現場全体を管理する体制が重要になります。
京都でホテル清掃の遅れや人員不足、清掃体制に課題を感じているホテル・宿泊施設様は、株式会社LIBまでお気軽にお問い合わせください。